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2017-05-02

今も人気。

秋田県内、夏になると国道のところどころの道端に、アイスクリーム売りのパラソルが立つ。アイスクリームと言ってもちょうどシャーベットとの中間くらいで、味はまあまあそれなりに美味しい。
学生の頃、夏休みに帰省して毎日のように友達と車で走り回っていた時よく食べた。

今、テレビで「ババヘラアイス」と紹介されているのをよく見る。
いつの間にか、存在が知られるようになったみたいだけれど、
当時そんなネーミングはなかったと思う。
少なくとも、我々の間ではなかった。(地域によっても違うのかもしれない)

確かにおばちゃんの売り子がほとんどではあったけれど、夏休みになると
高校生くらいの女の子が2、3人で売っていることもあった。
自分たちのアルバイトなのか、おばちゃんの手伝いなのかはわからなかったが、
女の子のところ見つけると、たいがいは寄った。

おばちゃんたちは、朝、会社のワゴン車に乗って、アイスとともに所定の場所に降ろされて
一日販売する。夕方近くにワゴン車が迎えに来て、おばちゃんとアイスの入れ物を回収していた。
たいてい、近くに店も人家もない国道の少し広くなっているところで、その当時は
もちろんコンビニも無かったからよく売れたと思う。

ある夏休み、泳ぎにでも行くかとなって、30分ほど車で走って
秋田と青森の県境の、いつも行く岩場の海に数人で行った。
ちょうど白神山地の麓なんだけれど、その当時、
「白神山地」と言う地名すら知らなかった。

その海で遊んだ帰り、おばちゃんのアイスを買ったら、
「この先で交通事故があったらしいよ」と教えてくれた。
そこを通りかかったら警官に止められた。
警官は少し年配のおじさんで、ニコニコしながら「飲酒運転の単独事故で、運転手が怪我して
病院に運ばれた。本人が飲酒運転がこんなに怖いことになると思わなかったって
言っていたから、君ら、もしお酒を飲んでいたら本当に気をつけて帰りなさい。」
と言われて大爆笑したことを思い出す。
40年近く前、まだまだ牧歌的な時代だった。